今回も助成金関連情報を二つご紹介します。
前者は、社労士が代行することはできませんが、コンサルティング業務、クライアントへの情報提供などに活用ください。
東京の魅力向上や課題解決に向け、中小企業者等が取り組む試作品・新サービス開発・販路開拓・市場化に要する経費の一部(対象経費の1/2、上限800万円)を助成するほか、「地域応援ナビゲータ」による継続的支援を実施しています。
1. 実施主体:東京都中小企業振興公社(アスプラザ)
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/index.html
2. 対象者:都内に主たる事務所を持つ中小企業者、個人事業者、都内での創業予定者、NPO団体等
3. 助成金額:最大 800万円(助成対象経費の1/2)
4. 募集時期:今年度は8月下旬に募集要項配付、11月中旬に申込み(予定)
5. 対象となる事業
① 都市課題解決型ビジネス(東京都の課題解決を目的としたビジネス)
② 地域活用型ビジネス(東京都ならではの地域資源を活用したビジネス)
※東京都の予算を使用しているため、必ず、東京都にメリットのあるビジネスでないといけません。
6. ポイント
面接を、東京都から委託を受けた中小企業診断士が行っており、以下のポイントが重視されます。
①事業に対するマーケティング実施の有無
3C(Customer, Competitor, Company)の視点から考察できているか。
②資金調達の可能性
必要な資金をどのように調達するのか。
③既存の事業の延長でないか
新規事業であるということが大事です。
7. まとめ
筆者は、過去に2社から依頼を受け、1社は合格いたしました。
事業計画書の作成が得意であれば、需要があると思いますので、ぜひお勧めします。
注意点として、会社の役員・従業員でないと申請に行けませんので、あくまでも書類作成サポートやコンサルティング限定の業務内容となります(提出代行はできません)。
東京都中小企業振興公社の助成金説明会(申込み要)が8月下旬~9月にあります。
http://www.tokyo-kosha.or.jp/topics/1507/0008.html
キャリアアップ助成金で有機実習型訓練を行う際は、カリキュラムとジョブ・カード様式4(評価シート)の作成が必要となります。ただし、評価シートの「Ⅲ技能・技術に関する能力(2)専門的事項」の評価基準項目」に関する内容の半数以上は、汎用性がある評価基準から引用しないといけませんので、とにかく時間がかかる作業でした。
「厚生労働省 モデル評価シート・モデルカリキュラム 一覧表」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jobcard05.html
上記サイトが、最も一般的ですが、不安な場合は事前にジョブカードセンターへ相談してください。
開業部会 小松 勝